本文へスキップ
neiglobe

オンデバイスAI ・ ローカル・アクセス・クラウド

通信が途絶えても、 AIが地域をつなぎ続ける。

AIを装置上で実行する可搬型の通信基盤です。音声認識、翻訳、警報の優先判定が、携帯基地局もインターネットも商用電源もない環境で動作し続けます。回線が回復した瞬間に、すべてがクラウドへ同期します。

ITU-T L.392準拠 ・ フィリピン・日本・ネパールで実証済み

日照・商用電源なしでの連続稼働
8時間
実地試験で検証済みのLoRa到達距離
1,180m以上
災害時ICTの国際標準勧告
L.392ITU-T
実証試験の実施国
3か国

課題

通信は、最も必要なときに失われる。

多くの通信手段は、近くにネットワークがあることを前提としています。災害時、その前提が最初に崩れ、しかも数日間にわたって回復しません。

災害対応の調整室。防災服の職員と自衛隊員がノートPCと書類を囲んで作業している。
災害対応の現場では、情報の流れが止まった瞬間に判断が止まる。

自然災害

地震・台風・洪水は基地局を破壊し、電源を断ちます。連携の可否が結果を左右するその時に、電話やインターネットが数日から数週間にわたり停止します。

圏外の現場

島嶼部、山間部、鉱山、森林、洋上の現場は、恒常的に安定した通信圏外にあります。そこで働く人々は、他の誰もが前提とする連携手段を持ちません。

報告連鎖の途絶

回線が途絶えると、被害状況や人的被害の報告が上位機関へ届かなくなります。意思がないのではなく情報がないために、資源配分と救助優先度の判断が止まります。

解決策

ケース1台で、ローカルネットワークが完成する。

ケースを開いて電源を入れるだけで、数分後にはローカルネットワークが稼働します。利用者は手持ちのスマートフォンやタブレットで接続でき、専用端末も新しい機器の習熟も必要ありません。

  • オールインワン筐体 — 無線機、計算機、電源、アンテナを1つの可搬ユニットに集約
  • 数分で設営 — 開いて電源を入れれば、ローカルネットワークが稼働
  • 端末を選ばない — 一般的なスマートフォン、タブレット、PCがWi-Fiで接続
  • オフライン前提 — メッセージ、警報、ファイルはすべてローカルに保存され、失われない
詳しく見る
開いた状態のVicino AI現場ユニット。堅牢なケースに機材が収まり、タブレットとスマートフォンが並ぶ。
ローカルネットワーク稼働中

仕組み

通常のネットワークにはない、3つの要素。

01

電源から独立

日中は太陽光で稼働と充電、夜間や曇天時は8時間のバッテリーで継続。商用電源のない場所でも無期限に運用できます。

太陽光+8時間 ・ 24時間365日

02

長距離無線

SIM・Wi-Fi・基地局なしで、デジタルメッセージを電波で中継します。到達距離は接続する無線機で決まり、ハンディ機で数百メートル、アマチュア無線やLoRaでは数キロメートルに達します。

ハンディ421m ・ LoRa 1,180m超 ・ HAM約3km

03

オンボードAI

音声認識と音声合成を、インターネット接続なしで装置上で実行します。「Hello Max」と話しかければハンズフリーで警報を発出でき、両手が塞がった状況や暗所でも操作できます。

オフライン音声認識 ・ 音声合成 ・ 翻訳 ・ 意図検出

ローカルとクラウドの一体運用

回線がなければ単体で。 回復した瞬間に、同期する。

これは多くの災害用通信製品が見落としている点です。Vicino AIは緊急時にだけ切り替える予備手段ではなく、平常時から日常的に使う基盤であり、その基盤が他のすべてが止まったときにも動き続けます。

現地のローカルユニット

完全オフラインで稼働し、データを現地に保持して、現場のチームに直接サービスを提供します。回線が一瞬でも回復すれば、上位へ同期します。

到達可能時の中央サーバー

多数の現地ユニットのデータを集約し、指揮所や調整担当者に統合された状況図を提供します。州および国レベルでの集約が自動的に再開します。

Vicinoの構成図。ローカルのL-Vicinoとクラウド上のVicinoプラットフォームが連携し、観光地・学校・地域の利用者にサービスを提供する。

地域情報の配信や訓練にも日常的に使われるため稼働率が高く、災害を待って倉庫に眠る備蓄機材とは異なり、投資が正当化されます。

実績

実験室ではなく、現場で検証。

フィリピン

セブおよびコルドバでの実証試験により、島嶼部の実環境における災害対応・教育向けのローカル通信を実証しました。

日本

防災・災害対応に焦点を当てた展開により、自然災害時の通信継続性を改善しました。

ネパール

遠隔地・条件不利地域での試験により、教育と地域開発に向けた安定的なローカルネットワークを提供しました。

国際標準に準拠

Vicino AIは、可搬型ICTリソースユニット(MDRU)による災害管理に関する勧告として2016年4月に承認されたITU-T L.392に準拠しています。標準準拠こそが、試作品と調達可能なインフラを分かつ要件です。

  • IGF 2023

    京都で開催されたインターネット・ガバナンス・フォーラムにて、デジタル包摂と災害レジリエンスにおけるVicinoの役割を発表。

  • UN ESCAP

    持続可能な開発目標および災害多発地域の地域レジリエンスへの貢献を、国連アジア太平洋経済社会委員会にて発表。

  • APNIC Foundation

    条件不利地域におけるインターネットアクセスとデジタルリテラシーの向上を目指すプロジェクトで協働。

  • APCTT Tech Monitor

    防災および緊急時の通信継続に対する取り組みが特集されました。

パートナー

現場で展開する人々と、ともに。

ATR logo

ATR

LACSの概念が生まれた株式会社国際電気通信基礎技術研究所。当社はATRからLACSのライセンスを受け、その事業版としてVicino AIを開発しています。

CVISNET logo

CVISNET

ビサヤ地方でVicinoを展開するフィリピンの財団。セブ州内44自治体との協力関係を有します。

Wisflux logo

Wisflux

当社の統括のもと、プラットフォームおよびAI開発に専門的な開発力を提供するエンジニアリングパートナー。

DOST Region VII logo

DOST Region VII

フィリピン科学技術省第7地方事務所。科学技術面の連携および公的機関との接続におけるパートナー。

Educating Nepal logo

Educating Nepal

ネパールの遠隔地の学校にローカル通信をもたらし、インフラが届いていない地域に教育機会を広げています。

Global Plan Inc. logo

Global Plan Inc.

地方ブロードバンドの専門企業。条件不利地域へのVicino AI展開において協働しています。

DiffSigma logo

DiffSigma

信頼性の高い通信ネットワークへの需要拡大に対応する、信頼性工学分野でのシステム協業。

K-Consulting logo

K-Consulting

条件不利地域への展開を支える戦略面の助言。

他の手段が届かない場所での動作を、ご覧ください。

貴組織の環境、地形、想定される障害、体制に合わせた実地デモンストレーションを実施します。